錠前師直営！浜松周辺密着型

[ご依頼内容]

和錠(蔵の鍵)

浜松市中区船越町のカギ屋です！
この作業事例は、趣味でやった作業です！
本来は、依頼が来てもお断りする内容になっております！

和錠を購入

何年か前の事なんですけど、店に展示する用に、ヤフオクで和錠を買いました。
マニアな方がいる様で、なかなか落札できなかったのですが、、、鍵無しの和錠は誰も入札していませんでした！
これは、ラッキーと思い、入札してほったらかしといたら、落札していました！

和錠の棒鍵を作ってみた！

鍵は一本もないと言う事で、まあ取り敢えず遊びで鍵を作ってみました。

自作の解錠治具を作るためにストックしてあったステンレスパイプと、ステンレスの板とワッシャーで作りました。

回した時に最初はスムーズじゃなかったので、滑らかに回る様に微調整をして完成させました。

パイプに切り込みを入れたり、ステンレスの板を細かく切ったり、ずれない様にハンダ付けしたりと、結構、大変でした。

え？こんなのが鍵なの？そう思われる方もいるかも知れませんが、、、

ちゃんと鍵です！

持ち手の所はワッシャーをハンダ付けしました。
ホームセンターで手に入るものだけで出来ちゃいます！

では、動きを見ていきましょう！

まずは挿します！

ぐるっと回して行くと〜

カチャン！と開きました！
まあ仕組みは簡単ですからね〜

でも、ブランクがある訳ではないので、身の回りのものを組み合わせて作ってみた訳なんですが、、、
これが、なかなか手間がかかるんです！

なので、仕事としては受けられないかな〜
趣味です！完全に趣味で作ってみました！

昔ながらの鍵

ちなみに、鍵無しの和錠、大小合わせて５個セットだったのですが、同じ大きさの和錠で鍵が挿さるヤツは、同じ鍵で開きました！

まあ当然と言えば当然なんですが、昔の鍵が簡単って言うのは、ここから来ています。

10年ぐらい前の家の鍵や車の鍵を昔の鍵だから簡単と、よく言われますが、たった20〜30年前の鍵は、昔の鍵ではないし、簡単ではありません。

昔ながらの鍵と言うのはこう言うやつを言います！

終わりに

今回は、完全に趣味で鍵を作ってみました。
ステンレスのパイプや板を切ったり、ハンダで接着したりと、非常に手間がかかりました。
仕事としては受けられませんのでご了承ください。
まあ、こんなの作ってくれって依頼は無いと思いますが、、、材料はホームセンターで手に入りますので、必要な方は、この記事を参考に挑戦してみてください。

 

[対応内容]

材料
ステンレスパイプ(穴に挿してみて丁度良いもの)
ステンレス板
ワッシャー

まずは、ステンレスパイプに切り込みを入れます。
次に、ステンレス板を細かく三角型に切り、切った板を、パイプの切り込みに差込み、ハンダで固定します。ハンダ付けが弱いと鍵を回した時に取れます。
錠に合わせてステンレス板の部分をいい感じに削ります。(サンダー)
スムーズに使える鍵が出来たら完成です。
持ち手の部分は少し厚みのあるワッシャーをハンダで固定します。
ここに関してはワッシャーでなくても、使いやすい物、握りやすい物なら何でもOKだと思います。