[ご依頼内容]
浜松市中央区船越町のカギ屋です。
鍵交換依頼がありまして、現場に行ってみると、久々のシャメールでした。
サムラッチ錠とかアンティーク錠なんて言われるやつです。
フロントの刻印はGOAL G•Fで内側はドアノブになります。
スムーズに作業が進めば、そんなに難しくは無いのですが、スムーズにいかない事もあります。
シャメールの鍵交換に使う部品です。
GCY-69
交換は、錠前を分解して、シリンダー部分を入れ替えます。
鍵の規格の問題で、自分の知る限りでは、ディンプルキーに変える事はできません。
では、鍵の交換をやってみましょう!
まずは、内側のドアノブを外します。
握る所ではなく、ドアにくっついている台座の方を回して行きます。
手でも回せますが、この様なドアノブを外す道具があるとやりやすいです。
ドアノブの首の所に穴が空いているので、引っ掛けながら回します。
こんな感じで外れます。
ドアノブが外れたら3箇所ネジを外します。
3箇所のネジを外したら、外側の取手を外すことができます。
取手を外したら、これを分解して行きます。
またまた3箇所ネジを外します。
下の2箇所はシールの下に隠れているので剥がしましょう。
まずは、上のネジを外して、スピンドルとそれを押さえている金具を外しておきます。
その後に下の2箇所のネジを外します。
ネジを外したら慎重にネジで押さえていたプレートを上にずらして行き外してください。
この時に中のバネがバラける恐れがあります。
慎重に少しずつ上にずらして行ってください。
慎重に作業していたので、その時の写真は撮れませんでした。
バラける事なく外すことが出来ました。
この中の部品がバラけると戻し方がわからなくて、どハマりした鍵屋さんは多いと思います。
もし、バラけてしまったと言う方は、この写真を参考に元に戻してみてください。
アップにしたりして、参考にしてください。
ここまでバラしたら、シリンダーの部分を入れ替えて、蓋をします。
蓋したらホッと一安心ですね。
後は、ネジを締めて、スピンドルを戻すだけです。
スピンドルを真ん中の棒より下側に着けるか、上側に着けるか分からなくなってしまった場合は
扉を見てください。
スピンドルを通す穴が下側にあったら、スピンドルは下側へ、上側に穴があったら上側にスピンドルを取り付けて下さい。
扉の勝手によって、これが変わります。
ちなみに今回の扉は右勝手、左勝手は上側になります。
外した手順の逆をやって元に戻したら完成です!
最後に動きの確認をして問題なければ終了です。
お疲れ様です。
古い住宅についている鍵なので、シャメールの鍵交換は、あまりやる機会が少ないですが、たまにあります。
G•Fの錠ケースも、サムラッチ錠本体もまだ、手に入るので部品交換は問題ありません。
あまり経験のない業者さんや自分で鍵交換をやってみよう!と言う方の参考になればと思います。
[対応内容]
シャメールのシリンダー交換は、プレートを外した時に中のバネがバラけると言う怖さがあります。